浦和法律事務所ブログ

当事務所の所属弁護士8名によるコラム(ブログ)です。

お稲荷さん

地元の稲荷神社の役員が回ってきました。
1018日は秋の祭礼という事で
朝から神社の掃除とお供え物(一升餅 塩 スルメ 野菜 果物 酒 昆布 米)を準備して
宮司さんによる神事が行われました。

神社はうっそうとした森に囲まれ殆ど人気がない侘しい場所で
特色としては、著名な近代文学者の石碑があることで以前、注目を集めたくらいでしょうか。


しかし、こんな田舎の神社にもやってくるんですね。罰当たりな賽銭泥棒が。
夜中に重い賽銭箱をひっくりかえして、お賽銭を盗んで、
また、賽銭箱を元通りにしていくようですが、
真っ暗闇での犯行なので拾いきれない小銭が周りに散乱しています。
それを拾うのもまた役員の仕事です
(拾ったお金は賽銭箱には戻しませんよ、また、盗まれますからね。
会計担当が口座に保管します)。

更に、神社に設置してあるクーラーの室外機も盗難にあいました。
これは、初めての事のようです。

さて、新たに室外機を設置しましたが、盗まれにくいようにある工夫をしました。
三択です。
  (1)室外機を鎖でつなぎ防犯ブザーを付けた。
  (2)室外機を正面の見えやすい場所に設置した。
  (3)室外機を屋根に載せた。

答は、次回のコラム担当時にお知らせしたいと思います。


来る1117は女性講座第5回目として
「介護と成年後見制度について」
を行います。

浦和駅東口の浦和コミュニティセンター(浦和パルコの10階)で
午前10時から始まります。
今回に限り、男性でも受講可能ですので、興味のある方、是非、ご参加ください。
お待ちしております。


担当事務:

子どもこそ一番の被害者

新聞報道によると
2013年度に埼玉県内の児童相談所へ寄せられた児童虐待の通報は5358件にのぼり
過去最多を記録した、とのことである。
その中でも心理的虐待が目立ち 10年間で7倍 に増加しているという。
とりわけ、両親の間のDV(ドメスティックバイオレンス)を目撃したことに起因するものが
4割を占めている、というのは、衝撃である。


確かに、妻側からの離婚相談の多くは、夫からのDVを伴う。
父親が母親に対して暴力を振るっている場面を目の当たりにした
子どもの恐怖や緊張、悲しみははかり知れない。
小学生以下の子どもが多いというのは、なんとも痛ましいことである。

実際に扱った離婚事件のなかでも
幼児といえども両親に対して非常に敏感であり
常に両親の様子を伺い、息をひそめるようにして日々を過ごしている
という話を多くの依頼者から伺っている。

そのことが、心に容易には癒えない深い傷となって残る一方で
両親の間のDVを目撃した子どもが
成長して配偶者に対して暴力を振るうケースも多い。


子どもは両親を選べない。

両親の不仲は仕方ないとしても
そのことによる子どものストレスを最小限に食い止めるよう互いに協力し合うことは
親としてのせめてもの責任であると思う。
別居、離婚後の面会交流においても然りである。

私の読書スタイル・2

2012年1月に「私の読書スタイル」と題してコラムに載せたが
今回は、その続編である。


2012年6月の「ローマ人の物語43」(塩野七生・新潮文庫)を最後に、本を買わなくなった。
理由はいたって単純で、読みたいと思わせるような本(文庫本)がなかったからで、
この間は、専ら過去に読んだ本を読み返すことに終始した。

そんな折、北方謙三の「史記 武帝紀」の文庫版(全7巻)が
昨年の4月から今年の4月にかけて出版されたのを、今年5月に知った。
直ぐに第1巻を買って読み始めたところ
止まらなくなってしまい、あっという間に全7巻を読み終えた。

私の場合、読書は、基本的に行き帰りの電車内でするようにしているが
第7巻の最終章については、電車内で読むのは避けた。
号泣することが予測されたからである。
そして、案の定、以下のクライマックスシーンを自宅で読んだ際、大号泣した。
(電車の中で読まなくてよかった。)


小さい頃から、将来の夢を語り合い、ともに切磋琢磨した李陵と蘇武。
李陵は軍人として活躍するが
やがて、匈奴に降り、匈奴軍の指揮官として漢軍と戦うことになる。
蘇武は官僚となり、漢の使節として匈奴に赴いた際捕らわれたが
頑なに降伏を拒み、ために独り極寒の地に流される。
時を経て、過酷な運命に翻弄された2人は再会を果たすが
やがて再び別れのときがやってくる。

その場面を、以下に抜粋する。


「 ・・・・・・
別れだな、李陵。
無言の蘇武の頬に、涙が流れていた。
・・・・・・
別れだ、蘇武。
李陵は、こみあげてくるものを、なんとかこらえていた。
・・・・・・
生きた。切ないほど激しく生き、これからも生き続ける。
ともに生きた時があることだけを、いまは喜ぼう。 」

【出典】 北方謙三・著『史記 武帝紀(七)』,㈱角川春樹事務所(ハルキ文庫),2014年.

ルンちゃん

務局コラム第2回目です! 浦和法律事務所の事務局Mでございます。


最近、当事務所には働き者の『ルンちゃん』がやってきました。
お掃除ロボットルンバさんです!
ルンちゃんが働いている(動いている)ところを見かけると、
所内のメンバーはついつい足を止めて見守ってしまいます。
大人気です!
私個人としては、癒しです。
ルンちゃんがやってきた当初は、
所員のいない時間帯に働いてもらうように設定しましたが、
何やらセンサーに反応するとかどうだとか、
なんとSECOMが出動する事態に!
それからは働いてもらう時間帯や場所等、現在も試行錯誤を繰り返しています。
今日は朝事務所に来たところ、ルンちゃんが相談室に閉じ込められていました。
いつ、どうやって入ったのか!?
一体ルンちゃんに何が起こったのでしょうか。


さて、市民講座『遺産分割の基礎知識』はついに明日の開催です!
予約も多数頂いておりますが、予約なしでも講座にはご参加頂けますので、
ふらっとお立ち寄り頂ければ幸いです。


事務局M

事務局コラム 始めます。

みなさま、ごきげんよう。
村岡花子・・・ではなく、浦和法律事務所の事務局 Y でございます。
この度、弁護士コラムに対抗して、事務局もコラムを始めることになりました。
法律業務と関連のない話題も含め
(むしろ、その方が多くなってしまうかもしれませんが)
のんびりと更新してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。


さて、今日は、今月18日(土)午後に予定されている市民講座のお知らせです。
テーマは相続。
堀哲郎弁護士を講師に、
  『遺産分割の基礎知識 ~いざ、相続開始となったら~』
と題して、お話しさせていただきます。
(詳しくは、 こちら をご覧ください。)

また、講座終了後には、講座参加者を対象に、無料法律相談会も開催いたします。
こちらは予約制になっておりますので、ご希望の方は、
事前にお電話( 048-833-4621 )にてご予約いただきますようお願いいたします。

秋も日毎に深まってまいりました。
読書の秋、芸術の秋、スポーツの秋、食欲の秋・・・秋の楽しみは色々ありますが
『知識の秋』も加えてみませんか。
是非ぜひ、みなさま足をお運びくださいませ。
所員一同お待ちしております。


最後に少しだけ日々の雑感を。

朝の連続テレビ小説『花子とアン』が終わってしまいました。
『赤毛のアン』好きにとっては、ちょっぴり寂しい今日このごろです。
その昔、北海道芦別市に『カナディアンワールド』というテーマパークが出来たときは
開園間もなく同所を訪れると
想像の翼が必要ないくらい忠実にアンの世界が再現されていて
少女だった私は甚く感動したのでした。
大人になったとはいえ
さすがに、プリンス・エドワード島を訪ねるのはそう容易ではありませんから
とりあえず今秋は『赤毛のアンシリーズを再読の秋』に、なりそうな予感。


それではみなさま、ごきげんよう、さようなら。


事務局 Y