浦和法律事務所ブログ

当事務所の所属弁護士8名によるコラム(ブログ)です。

最近、考えること。

浦和法律事務所コラムをご覧の皆様、ご訪問ありがとうございます。

さて、この数週間で、急に、日本の政治の世界が賑やかになってきました。

私、恥ずかしながら、国内外の政治情勢について明るいとは決して言えません。
ですが、自分の将来の日々に不安を感じることがとても多くなったと
ここ最近、あらためて感じます。
また、自分は決して法律のプロフェッショナルではないけれど
比較的法律の近くに身を置く法律事務職員という立場から
黙って見過ごすことのできない事柄が多過ぎるようにも思えてなりません。

昨年来、

  • 特定秘密保護法の法案提出とスピード可決 (20131025日提出、同年126日成立。法案提出から可決までの期間は驚異のたった42日!)
  • 日本版NSCと呼ばれる国家安全保障会議の立ち上げ
  • 解釈改憲による集団的自衛権の行使容認の閣議決定

等々…
私たち一般市民の日常生活に暗い影を落とすことになると思えてならない法律が
続々と成立しています。

「ちょっと話題になってたけど、それだけ聞いても内容がよくわかんない」
「そもそもコレって、何か関係あるの? それぞれ別々の話じゃないの?」
私の周囲からも、疑問は続出です。

うーん…確かに法律って難しい。
でも、一人のオトナとして
日本の将来のために
どんなに難しくても「知る努力」をして考えなければいけない
重要なことだと思うのです。
情報化社会の今。
調べようと思えば、調べる手段はたくさんある!
 
人それぞれ、考え方や立場の違いはあると思います。
しかし、私たち一人一人が諦めずに考え
それを何らかで発信し続けることが
私たちの日本の将来を決めるのだ、と、信じたい。


来たる124日(木)
当事務所の全弁護士が所属する埼玉弁護士会が主催の
「山田洋次監督と平和を考える」
という市民のつどいが開催されます。
会場は、大宮ソニックシティ・大ホール、1830分開演です。

著名な映画監督の生のお話が聞けますし
今話題の日本国憲法について考える良いチャンスだと思います。
お時間のある方は、是非、参加されてみては如何でしょうか。

事務局 t

浦和レッズ

当事務所のホームページでも紹介していますが、私はJリーグ創設以来、かれこれ20年以上浦和レッズを応援しています。 
 

浦和レッズといえば、
たくさんの熱い(ときに熱すぎる)サポーターがいること、
そして日本のプロサッカークラブの中では
財政的にトップクラスの規模を誇っていることなどで有名ですが、
一方でリーグ戦に関していうと、長らく低迷が続き、
つい数年前はJ降格を心配させられるほどに調子を落としたこともありました。
 

そんな苦難の道を経て、
今年は2006年シーズン以来8年ぶりのリーグ優勝のチャンスが訪れています。
このコラムが掲載される頃には、もしかしたら優勝が決まっているかもしれません。

次の試合(1122日)は埼玉スタジアムで行われますし、
本来ならばスタジアムに行って応援したいところではありますが、
諸事情あって自宅での応援になります。
両チームの選手には、内容的にも熱気的にも最高の試合になることを期待しています。
 

そういえば、次の試合の対戦相手であるガンバ大阪は、
8年前のレッズ優勝が決まったときの対戦相手でもあるんです。
そういう意味で、強敵ではありますが、縁起の良い相手でもあります。


レッズ優勝の際には、
事務所の前の県庁通りで優勝パレードが行われると思いますので、
興味のある方は見学されてはいかがでしょうか。
浦和の町が活気に溢れると思いますよ。

回収する

裁判の結果、勝訴(その他和解など)して、
すぐに判決等で得た金額を回収できるかといえばそうではない。
相手が任意に支払わなければ、
強制執行といって、不動産を差し押さえて競売にかけたり、
銀行口座を差し押さえたり、
給与を差し押さえたり
といった手続きをとって、回収を図る必要がある。
ただし、相手方の所有物、利用金融機関、勤務先といった個人情報がなければ、
その実現も困難である。
 

さて、先日、メガバンクの三井住友銀行が、
差押えのために口座情報の開示を求める弁護士会照会に対して
情報を開示するという方針を示した
(今のところ大阪弁護士会との提携)。
実務の立場からいえば、画期的な動き。
ましてや、大手である三井住友銀行が行うということは、
他の金融機関への影響も大きいものと思われる。
 

今まで、銀行口座を差し押さえる場合には、
「○○銀行」だけではなく、「○○銀行☆☆支店」と、支店の特定まで必要だった。
夫婦関係にあった人や経理に携わっていた人など、一部の人を除いては、
訴訟の相手となる人の金融機関情報、特に支店情報までは
把握していないことが通常である。
その場合には、ありそうな銀行、ありそうな支店に対して空振り覚悟で行うか、
あきらめるかという選択肢になっていた。
それが、今回の方針では、
あらかじめ、銀行本店に対して照会を行っておけば、
預金口座がある支店が特定され、差押えが容易になるということである。
あるいは、「○○銀行」にあるかわからないというあいまいな状態であっても、
あるかどうかの情報開示を求められるということになる。


「裁判を起こしたところ回収の困難が予想される」という事案はそれなりに多い。
回収の困難を理由に訴訟をためらうこともあった。
しばらくは、金融機関の動きに注目である。

いい夫婦

もうすぐ、1122日、「いい夫婦の日」ですね。
ところで、いい夫婦の日って何をする日・・・?
「いい夫婦の日」をすすめる会のHPによると、
「いい夫婦の日」は“ふたりの時間を大切にする日”
だそうです。


我が家では、勤労感謝の日(1123日)が長女の誕生日。
その影響があるのかないのか、
「いい夫婦の日」は、かなり影の薄い記念日となっています。
きっと、この先も、1122日に、特別な時間が流れることはなさそうです。


では、「いい夫婦」って、どんな夫婦?
「夫婦円満」=「いい夫婦」・・・?
・・・難しい。
まだまだ未熟者で、すぐには答えが見つかりません。


子ども達が巣立てば、
無理に時間を作らなくても、“ふたりの時間”だらけになります。
そのとき、
「いい夫婦の日」以外の日であっても、“ふたりの時間”を楽しめるような、
そんな夫婦に成長していたいものです。

事務局a

歯、抜けないで


先日、歯医者さんに行ってきた。

下の歯の詰め物がとれかけてしまった。
その歯は実は乳歯で、永久歯が生えてくる予定はない
(先天性永久歯欠損というらしい)。
歯医者さん曰く、この歯が一生もつ可能性は低い。
すなわち、いずれ抜けてしまう可能性が高い。
そうなると、補綴処理を行わなければならない。
方法はいくつかあるらしいが、一番のおすすめはインプラント治療と言われた。


「インプラント治療」とは、
歯が欠損した部分の顎の骨にインプラントを埋め込み、義歯をつける治療方法。
その工程を聞くととても怖い。
インプラント治療による医療過誤の話もよく聞く。
実際に法律相談で、何度か
インプラント治療による医療過誤の相談を受けたことがある。


いざ、自分がその治療を選択することになったら。。
万が一のトラブルを回避するため、
信用できる歯医者さんで事前に説明をしっかりと聞き、
十分に納得したうえで臨まなければ。。
インフォームドコンセントの重要性を感じる。


願わくは、今生えている乳歯が抜けずに健康でいてほしい。