当事務所の所属弁護士8名によるコラム(ブログ)です。

癒し

仕事に追いまくられていると、無性に美しいもの、癒されるものに接したくなる。

そんなとき、私は、まず、“いわさきちひろ”の画集をひらく。
独特の淡い色彩や筆づかいはもちろんのこと、絵のなかに登場する子どもたちの表情やしぐさのなんと愛らしいこと。
思わず微笑んでしまう。

ふと、7年前の七夕に46歳で亡くなった同僚が、「子どもの表情やしぐさは、親に愛されて育つための本能的なものなんだろうなあ。」と言っていたことを思い出す。
そういえば、離婚事件で出会ったあの子たち、元気にしているかな。

次にひらくのが、“堀文子”。
高齢で、大病も経験したにもかかわらず、いまなお、エネルギッシュな創作活動には敬服する。
自然の生み出す造形や色彩の美しさに改めて感動させられる。
そして、台所にある野菜や庭に咲いている花々をまじまじと見つめ直す。
添えられている文章も闊達である。

唐突ながら、浮世絵なら、“葛飾北斎”が好き。
科学的な鋭い観察力に裏付けられた迫力ある描写と大胆な構図、ユーモアにも溢れ、日本のレオナルド・ダ・ヴィンチと言っても過言ではないと思っている。

さあ、脱線はこのくらいにして、仕事にもどりますか。