当事務所の所属弁護士8名によるコラム(ブログ)です。

書籍の電子化

以前、このコラムで、
 数千冊に及ぶ蔵書(ほとんどが文庫本)をそろそろ処分せねばと思っている
旨書きましたが(第11回『私の読書スタイル』)
うまい方法が見つかりました。

大学のある先輩が、定年退職後に始めたことの一つに
 書籍の電子化
を挙げていました。
定年退職に際し、官舎を退去し、故郷に戻ったのですが
引越後半年は書籍等の整理に追われたとのことです。
このことが6000冊に及ぶ書籍の電子化を思い立たせたのは
想像に難くありません。
1年で3000冊を電子化したが、その後、ペースが落ち
1日に1冊程度になってしまった。
今後は1日8冊にペースを上げ
あと1年で残り3000冊を電子化するつもりだ
とのことです。



それにしてもすごいことを思いついたものです。
膨大な時間と労力を費やすことになるものの、電子化さえしておけば、
6000冊の本を保管しておくスペースが要らなくなるのですから。
しかも、要するにすべての本をそのままパソコンに取り込むわけですから、
読み返すわけではないとしても
一応、すべての本を手に取って想い返すことにもなります。
まさに一石二鳥です。

………が、まてよ
私には定年退職というものがないではないか。
気力・体力が続く限り、今の仕事を続けなければならない。
仕事を続ける限り、「膨大な時間」の確保は不可能です。
気力・体力が続かなくなれば、仕事を辞めることになりますが、
そのときには、「膨大な労力」を費やすことなど不可能です。

う~ん、困った!
どうすればいいのだろうか………。