当事務所の所属弁護士8名によるコラム(ブログ)です。

ほんとうにいいの?集団的自衛権

安倍総理は、自衛隊を海外派遣するための
恒久法「国際平和支援法」案について
「必要な法案の成立を、この夏までに、必ず実現する」と明言し、
集団的自衛権の行使容認を含む安全保障法案についても
「この夏までに成就させる」と表明しています。

そして、政府は14日の臨時閣議で、
自衛隊の海外活動拡大を図る新たな安全保障関連法案を決定し、
本日15日、自衛隊法、武力攻撃事態法、周辺事態法、国連平和維持活動(PKO)協力法
などの改正10法案を一括した「平和安全法制整備法案」と、
国際紛争に対処する他国軍の後方支援を随時可能とする新法「国際平和支援法案」
2本の法案を国会に提出します。

安倍総理は、参院予算委員会のなかで、自衛隊のことを「我が軍」と述べたとか。

本当に怖い。
国民的な議論が尽くされないまま、関連法案が成立してしまったら・・・。
自分の子どもや、
子ども達の大切なひと達が戦地に派遣されるようなになってしまうのでしょうか。
他人ごとではありません。

さて、来たる521()
埼玉弁護士会主催で憲法と人権を考える市民のつどい
『ほんとうにいいの?集団的自衛権』
が開催されます。

埼玉会館小ホール 午後6時開場/630分開会。

入場無料、事前申込不要(但し定員有)です。

このつどいでは、
イラク支援ボランティアの高遠菜穂子さん、
日本国際ボランティアセンター事務局長の長谷部貴俊さん、
元内閣官房長官補の柳沢協二さんのお話が聞けます。

また、531()には、
当事務所の鈴木幸子弁護士も呼びかけ人となっております
531オール埼玉総行動』
が北浦和公園(1030分開会予定)にて開催されます。
こちらは、ゲストスピーカーにジャーナリストの鳥越俊太郎さんらをお迎えします。

長年の国会審議を通じて「憲法規範」として確認されてきた
平和憲法の解釈と集団的自衛権の放棄が閣議決定により覆され、
関連法が上程されて多数決で押し切られようとしています。

どちらの集会も憲法と人権を考えるよい機会になるのではないでしょうか。

事務局a