当事務所の所属弁護士8名によるコラム(ブログ)です。

早朝ウォーキング

一昨年の秋、突然、右大腿部痛に襲われ、歩くのが困難な状況になりました。
整形外科を受診したところ、椎間板ヘルニアと診断され
保存療法として、電気治療や、生まれて初めて鍼治療も受けました。

ところが、その後、右大腿部痛は治まったものの
左膝痛、左足甲痛、右足甲通と次々に発症し(原因不明)
軽快してはまた悪くなるの繰り返しで、杖を手放せない状況となりましたが
これにはほとほと困り果てました。

というのは、弁護士の仕事は、
デスクワーク中心の頭脳労働、と思われがちですが
実際は、外を飛びまわる体力勝負の仕事であり、
事務所にいないことが多いのです。


とくに刑事事件(常時、数件抱えています。)では
被疑者・被告人との接見のため、毎日のように警察署に赴いています。
(「サツまわり」と称していますが、若い頃は夜討ち朝駆けもしました。
ちなみに、何年か前の夏、
熊谷で観測史上国内最高の摂氏40度を記録した日、
炎天下の中、接見のため熊谷警察署に赴きました。)
ところが、やっかいなことに、
警察署のほとんどは
最寄りの鉄道駅から概ね徒歩20分以上の距離にあるのです。
杖をつく身には難行・苦行そのものです。


そうした折の昨年8月、古女房の勧めで早朝ウォーキングを始めました。

普通に歩くのが困難になったからこそ杖を使い始めたのに、
杖なしで歩けというのですから
はじめは、足の痛みもあり、半信半疑でした。

ところが、4、5日続けると、あら不思議
足の痛みはどこかに消えてしまいました。

結局、それまでは、杖を使いつつも
無意識的に痛い方の足を庇うことにより、左右のバランスを悪くし、
回復を妨げていたものと思われます(個人の見解です。)。
このウォーキングでは、意識的に、左右バランス良く歩くことを心がけました。


さて、コースと時間ですが
毎朝午前4時45分頃、まだ薄暗い中自宅を出発し、
徒歩15分ほどで上野公園に到着します。
すなわち、午前5時頃上野公園に到着するわけですが、
この頃には辺りはすっかり明るくなります。
そして、公園内を一周して自宅に戻れば、
全体で約40分のコースということになります。
土、日は不忍池の一周が加わりますので、全体で約1時間となります。
このウォーキングを始めた頃の不忍池は蓮の花が満開で実に壮観でした。

結局、この早朝ウォーキングは、
3ヶ月ほど経った11月半ば頃には止めてしまいました。
止めた理由は、寒さと午前5時頃ではまだ真っ暗だからです。
暖かくなって、夜が明けるのが早くなったら、再開しようと思っています。
なお、足ですが、
今では、ウォーキングはもちろん、ジョギングも可能な状態になっています。