当事務所の所属弁護士8名によるコラム(ブログ)です。

空はつながっている

今年も夏がやってきました。

毎年恒例となっている沖縄旅行、今年は久米島に行ってきます。
久米島は琉球王朝時代、琉球列島で一番美しい島という意味を持つ
「球美(クミ)の島」
と呼ばれていたのが語源だそうで(諸説あります)
全長7㎞にも及ぶ真っ白な砂州の無人島「はての浜」が有名です。
楽しみです。


その沖縄で(久米島ではありませんが)、6月23日、沖縄全戦没者追悼式がありました。

その際、石垣市に住む小学3年生の男の子が平和の詩「空はつながっている」を朗読し
これが翌日の新聞に紹介されていました。
その詩が、小学生が書いたとは思えないほど素晴らしく、感動したので
少し長いですが紹介させていただきます。


空はつながっている 』  石垣市立真喜良小学校3年 増田健琉くん

ぼくのお気に入りの場所
みどり色のしばふに
ごろんとねころぶと
そよそよとふく風がぼくをやさしくなでる
遠くでひびくアカショウビンの鳴き声
目の前ではお母さんやぎがやさしい目で
子やぎたちを見まもっている
青あおと広がるやさしい空

でも
遠くの空の下では
今でもせんそうをしている国があるんだって
ばくだんが次つぎとおとされ
なきさけびにげまわる人たち
学校にも行けない
友だちにも会えない
家族もばらばら
はい色のかなしい空

空はつながっているのに
どうしてかな
どこまでが平和で
どこからがせんそうなんだろう
どうしたら
せんそうのない
どこまでも続く青い空になれるのかな

せんそうは国と国のけんか
ぼくがお兄ちゃんと仲良くして
友だちみんなともきょう力して
お父さんとお母さんの言う事をきいて
先生の教えをしっかりまもる
そうしたら
せんそうがなくなるのかな
えがおとえがおが
遠くの空までつながるのかな
やさしい気もちが
平和の心が
丸い地球を
ぐるっと一週できるかな

まだ子どものぼく
いのる事しかできない
どうか
せかい中の子どもたちみんなが
学校に行けますように
友だちとあそべますように
にこにこわらって
家族でごはんが食べられますように
夜になったら
すてきなゆみが見られますように
しあわせでありますように
いつか友だちになれますように

白い雲
ぼくの平和のねがいをのせて
この地球をぐるっとまわって青い空にそめてきて

きっと
せかいは手をつなぎ会える
青い空の下で話し合える
えがおとえがおでわかり合える
思いやりの心でつうじ合える
分け合う心でいたわり合える
平和をねがう心で地球はうるおえる

だから
ここに
こんなにきれいな花がさくんだ
だから
こんなに
ぼくの上に
青い空が広がっているんだ