当事務所の所属弁護士8名によるコラム(ブログ)です。

運転免許証の更新で…

先日、自動車運転免許証の更新手続きを行った。

優良ドライバーなので30分間の講習を受けた。

私はここ数年の間、車を運転する機会がほとんどなく
運転技術にも自信がなくなってきた。
講習の際にもらった冊子には、分からない道路表示や標識が載っていた。
この機会に勉強しよう。。


先日、これまで刑法の危険運転致死傷罪では処罰の対象とされていなかった
危険運転行為についても処罰対象とする
 「 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律 」
が成立した。
この背景には、近年生じた悪質な危険運転により尊い命が奪われた事件などがあり、
世間の注目が高いものと思われる。
一方で、道路交通法の細かい改正やその経緯はすべて知られているわけではない。



道路交通法71条の5には、
初心者・高齢者は自動車を運転する際、自動車に指定の標識を付けなければならない
と規定されている。

現在使用されている高齢者マークのデザインは2種類ある。
涙型 と 四葉型 だ。
私が講習を受けた講師の方が、
高齢者マークのデザインが2種類ある理由を教えてくれた。

従来の涙型のデザインは、
高齢者に対して「寂しい」「悲しい」などの印象を与えるもので
「高齢者を馬鹿にしている」
などの批判が多かったため、
四葉型のデザインの高齢者マークが新しく作られた。
すると今度は、
「前の涙型に愛着があった」
「涙型の方が好きだった」
などの涙型のデザインを支持する意見が多数寄せられたため、
涙型の高齢者マークも残り、
現在は2種類のデザインの高齢者マークが使用されているということらしい。

ややこしいかもしれないが、好みを選べるのはいいではないか。
私は涙型のデザインの方が好き。